アンジェリカ-Angelica-
苦みを含んだスパイシーな香り
「天使のハーブ」とも呼ばれるアンジェリカ。その名は、エンジェル(天使)を語源とするともいわれています。
古来より神聖な植物とみなされ、教会の儀式に用いられたり、病魔を追い払う万能薬として利用されてきました。
アンジェリカのエッセンシャルオイル(精油)は、根(アンジェリカルート)から抽出したものと、種子(アンジェリカシード)から抽出したものがあります。
そのなかでよく利用されているのは、アンジェリカルートのエッセンシャルオイルです。
原料植物: アンジェリカ
香りのタイプ: ハーブ系
アンジェリカオイルの効能・効果
心身にパワーがほしいときに
心への効能
大きな不安に悩まされているとき、ストレスで気分が塞いでいるとき、精神的に疲弊しているときなど、心を静めるとともに心的疲労を取り除き、内面に力を与えてくれます。
体への効能
ホルモンの分泌を調整する働きがあり、生理痛や生理不順など女性特有のトラブル緩和に役立ちます。
また、発汗・利尿作用により体内に溜まった毒素の排出を促すほか、疲労回復にも効果があります。不妊症に用いられることも。
肌への効能
むくみやくすみなどの肌トラブルに有効といわれています。
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アンジェリカオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、マッサージ、吸入
使用上の注意
- 妊娠中の方や糖尿病の方は使用を避けましょう。
- 光毒性があるので、肌に使用したらその部分を日光に当てないよう注意が必要です。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
カモミール・ローマン、クラリセージ、グレープフルーツ、ゼラニウム、タラゴン、バジル、ヤロウ、ラベンダー、レモンなど
相性の良い香りのグループ
ハーブ系のほか、柑橘系や樹木系
アンジェリカオイルをブレンドする際の指標
- ノート : ミドルノート~ベースノート
- ブレンドファクター : 2~4
含有する芳香成分
モノテルペン炭化水素類 | α-ピネン、リモネン、σ-3-カレン、β-フェランドレン |
---|---|
オキサイド(酸化物)類 | 1,8-シネオール |
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学名: Angelica archangelica
科名: セリ科
和名: ヨーロッパトウキ
主な産地: フランス、オランダ、ベルギー、ドイツ、ハンガリー
抽出部位: 種子と根
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
ハーブ系のエッセンシャルオイル
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