カモミール・ジャーマン-Chamomile german-

ジャーマンカモミール

ほのかな甘さを含んだ芳醇なハーブ調の香り

原料となるジャーマンカモミールは近くに生育する植物の病を直すことでも知られ、植物のお医者さんともいわれます。苦みが少なく飲みやすいため、ハーブティーにもよく利用される人気のハーブです。

カモミール・ジャーマンの精油は「カモミールブルー」とも呼ばれる濃い青色をしています。濃厚で香りが強めですので、少量で使用してみましょう。

体への作用はカモミール・ローマンよりも優れているといわれ、化粧品の原料としても活用されています。

原料植物: ジャーマンカモミール

香りのタイプ: フローラル系

カモミール・ジャーマンオイルの効能・効果

肌の悩みにしっかり働きかけるエッセンシャルオイル

リラックス

心への効能

高ぶった神経を和らげ、気持ちを落ち着かせます。眠れないときにも。ただ、心へはカモミール・ローマンの方がよく作用するといわれています。

体への効能

痛みを和らげる鎮痛作用があり、頭痛や腰痛、生理痛などの痛みを緩和します。生理不順など、女性特有の症状にも。

肌への効能

抗炎症・抗アレルギー作用をもつカマズレンという成分を豊富に含み、やけどや日焼けした肌のケアに適したエッセンシャルオイルです。

乾燥肌のかゆみや湿疹、じんましん、手荒れなどにも効果を発揮します。炎症を抑える作用はカモミール・ローマンよりも強力です。

カモミール・ジャーマンオイルの利用法と注意事項

グッズ

利用法

芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、吸入

使用上の注意

  • キク科アレルギーの方、妊娠中の方は使用を避けてください。
  • 精油の色が濃くシミになりやすいので、洋服につけないように気をつけましょう。

ブレンドについて

ブレンド

相性の良いエッセンシャルオイル(精油)

イランイラン、カモミール・ローマン、クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、パチュリー、ベルガモット、ラベンダーなど

相性の良い香りのグループ

フローラル系のほか、柑橘系やエキゾチック系

カモミール・ジャーマンオイルをブレンドする際の指標

  • ノート : ミドルノート
  • ブレンドファクター : 1~3

含有する芳香成分

セスキテルペン炭化水素類 カマズレン、β‐ファルネセン
オキサイド(酸化物)類 ビサボロールオキサイド、ビサボレンオキサイド

学名: Matricaria chamomilla

科名: キク科

主な産地: ドイツ、フランス、イギリス、ハンガリー、ブルガリア、エジプト

抽出部位: 花

抽出方法: 水蒸気蒸留法

香りのタイプが同じ
フローラル系のエッセンシャルオイル