コリアンダー-Coriander-
葉の香りと違った、甘くスパイシーな香り
タイではパクチーと呼ばれるコリアンダー。タイ料理のトムヤムクンをはじめ、中国や東南アジア料理に不可欠な食材の一つです。
その葉は、カメムシのにおいにも例えられる独特の香りを持っています。(カメムシソウという別名があるくらいです。)
これに対し、種子から抽出されたコリアンダーのエッセンシャルオイル(精油)にはクセがなく、ほんのり甘くスパイシーな香りとなっています。
原料植物: コリアンダー
香りのタイプ: スパイス系
コリアンダーオイルの効能・効果
胃腸の調子が振るわないときに
心への効能
アドレナリンの分泌を促す作用があり、心に溜まった疲れを取り払って気分を高揚させます。
記憶力や集中力を高める働きもあるといわれています。
体への効能
消化器系によく作用し、食欲不振や消化不良、胃痙攣などの不調を改善します。腸に溜まったガスの排出も助けてくれます。
また、血行をよくして体を温め、筋肉の痛みや痙攣を和らげるほか、体内に溜まった毒素の排出を促す働きがあるといわれています。
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コリアンダーオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、マッサージ、吸入、ハウスキーピング
使用上の注意
- 妊娠中の方は使用を避けましょう。
- 大量に使用すると麻痺を起こす恐れがあるため、使用量に注意しましょう。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
オレンジ・スイート、サイプレス、サンダルウッド、シトロネラ、ジュニパーベリー、ジンジャー、メリッサ、レモン、ローズウッドなど
相性の良い香りのグループ
スパイス系のほか、樹木系や樹脂系
コリアンダーオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート~ミドルノート
- ブレンドファクター : 1
含有する芳香成分
モノテルペンアルコール類 | リナロール、ゲラニオール |
---|---|
モノテルペン炭化水素類 | α‐ピネン、γ‐テルピネン、リモネン |
ケトン類 | カンファー |
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学名: Coriandrum sativum
科名: セリ科
別名: パクチー、シャンツァイ(香菜)
和名: コエンドロ、カメムシソウ
主な産地: ロシア、ルーマニア、ハンガリー
抽出部位: 種子(果実)
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
スパイス系のエッセンシャルオイル
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