ラベンダー(真正ラベンダー)-Lavender-
フローラル調の清楚でさわやかな香り
古代ローマの人々も入浴に利用していたというラベンダー。その名は、ラテン語のlavare(洗う)に由来しています。
その爽やかでやさしい香りは世界中の女性に愛され、アロマの王道ともいわれるエッセンシャルオイル(精油)です。
スパイクラベンダーやラバンジンといった品種もアロマテラピーに利用されますが、最も香りがよいとされるのが真正ラベンダーです。(他の品種と区別するため、「真正」をつけて呼ばれます。)
原料植物: ラベンダー
香りのタイプ: フローラル系
ラベンダーオイルの効能・効果
安全で使いやすい万能の精油
心への効能
すぐれた鎮静作用で心のなかにある不安や怒りを和らげ、気持ちを落ち着かせます。
ストレスで疲れた心を癒すとともに、うつ気味な精神状態の改善にも効果があるといわれます。就寝前に使用すれば、ぐっすり安眠できるでしょう。
体への効能
鎮痛作用を持ち、筋肉痛や頭痛、神経痛、生理痛などの痛みを和らげます。
また、風邪やインフルエンザ、気管支炎などの感染症の症状を緩和し、予防にも役立つということです。
肌への効能
皮膚細胞の修復を促す作用があります。日焼けや火傷を負った患部にはラベンダーオイルを含ませた冷湿布を。
肌への刺激も少なく、初心者でも使いやすいエッセンシャルオイルです。
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ラベンダーオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、ハウスキーピング、虫除け
使用上の注意
- 月経を促進する作用があり、妊娠中(特に妊娠初期)の人は使用を避けましょう。
- 低血圧の方が使用すると眠くなることがあります。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
イランイラン、オレンジ・スイート、カモミール・ローマン、クラリセージ、サンダルウッド、ジャスミン、ゼラニウム、レモン、ローズマリーなど
相性の良い香りのグループ
フローラル系のほか、柑橘系やエキゾチック系
ラベンダーオイルをブレンドする際の指標
- ノート : ミドルノート
- ブレンドファクター : 5~7
含有する芳香成分
エステル類 | 酢酸リナリル |
---|---|
モノテルペンアルコール類 | リナロール、テルピネン‐4‐オール、ラバンデュロール |
モノテルペン炭化水素類 | シス‐β‐オシメン、トランス‐β‐オシメン |
セスキテルペン炭化水素類 | β‐カリオフィレン |
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学名: Lavandula angustifolia
科名: シソ科
別名: 真正ラベンダー
主な産地: フランス、イギリス、イタリア、ブルガリア、オーストラリア
抽出部位: 花の先端、葉
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
フローラル系のエッセンシャルオイル
体によく作用
心によく作用
甘美で濃厚な花の香り
バラのような香り
ビター種の花から
精油の女王と呼ばれる
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