メリッサ-Melissa-
レモンのようなシトラス調の甘い香り
レモンバームとも呼ばれ、ハーブティーやガーデニングにも人気のメリッサ。その名前はギリシャ語で「ミツバチ」を意味し、甘い香りでミツバチを引き寄せることに由来しています。
そうした特性から、古代にはハチミツを得るために栽培されていました。また、中世には長寿のハーブとみなされ、摂り続ければ長生きできると信じられていました。
メリッサのエッセンシャルオイル(精油)は葉と花から抽出されますが、膨大な原料からごく少量しか採取できないため、とても高価です。しかし、少量でもしっかりと心身に働きかけてくれます。
原料植物: メリッサ(レモンバーム)
香りのタイプ: 柑橘系
メリッサオイルの効能・効果
深い悲しみに閉ざされている人にも
心への効能
精神的なショックを受けたとき、頭が混乱状態にあるとき、心を落ち着け気持ちを安定させてくれます。気分が落ち込んでいるときには気持ちを明るく前向きにしてくれます。
不眠症や自律神経失調症の方にもおすすめのエッセンシャルオイル(精油)です。
体への効能
生理不順や生理痛など、女性のトラブルに効果的といわれています。
また、高すぎる血圧を下げ、緊張で速まった心拍数を落ち着かせる働きがあります。
肌への効能
抗菌作用が肌に働き、しっしんやニキビ、虫刺されなどの症状を和らげ、かゆみを鎮めます。傷口の血を止める働きもあるといわれています。
脂性肌や脂っぽい頭髪のケアにも有効です。
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メリッサオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、吸入
使用上の注意
- 妊娠中の方は使用を避けましょう。
- 敏感肌の方には刺激となることがあります。使用量に注意してください。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
イランイラン、キャロットシード、コリアンダー、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、マンダリン、ユーカリ、ラベンダーなど
相性の良い香りのグループ
柑橘系のほか、フローラル系やハーブ系
メリッサオイルをブレンドする際の指標
- ノート : ミドルノート
- ブレンドファクター : 1
含有する芳香成分
アルデヒド類 | シトラール、シトロネラール |
---|---|
モノテルペンアルコール類 | シトロネロール、リナロール、ゲラニオール |
セスキテルペン炭化水素類 | β‐カリオフィレン |
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学名: Melissa officinalis
科名: シソ科
別名: レモンバーム
主な産地: フランス、アイルランド、エジプト
抽出部位: 葉と花
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
柑橘系のエッセンシャルオイル
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