オレンジ・スイート-Orange sweet-
スイートオレンジの甘くフレッシュな香り
オレンジは中国やインドの原産といわれ、十字軍の遠征を通してヨーロッパへ伝わったといわれています。現在、世界で最もポピュラーな果樹の一つです。
オレンジからは、その抽出部位によって3種類の精油が取れます。花からはネロリ、葉からはプチグレン、果皮(果実の皮)からはオレンジ・スイートといった具合です。
また、オレンジにはスイート種とビター種がありますが、ビター種は刺激の強い成分を含むため、アロマテラピーには通常、スイート種が利用されます。
原料植物: スイートオレンジ
香りのタイプ: 柑橘系
オレンジ・スイートオイルの効能・効果
香り立ちが早く、他の精油とのブレンドにも
心への効能
落ち込んで気分がふさがっているとき、マイナス思考から抜け出せないときに、その爽やかな香りで気持ちを明るく前向きにしてくれます。
不安で眠れないようなときは、オレンジ・スイートの出番です。緊張が続いていたり、ストレスが溜まっているときにも。
体への効能
食欲不振や消化不良、便秘など、消化器系の不調を改善させる効果があるといわれます。食欲がないときには、柑橘系のフレッシュな香りで食欲増進を図りましょう。
肌への効能
発汗作用があり、肌に溜まった老廃物の排出を促します。ニキビのケアにも効果的で、肌の状態を整えます。乾燥肌やオイリー肌にも。
血行を促進する作用もあるといわれています。
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オレンジ・スイートオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、ハウスキーピング
使用上の注意
- 肌に刺激を与える恐れがあり、敏感肌の方は低濃度で試すなど使用に注意が必要です。
- 光毒性を示すことがあるため、肌につけた場合その部位を12時間は直射日光に当てないようにしましょう。
- 柑橘系の精油は酸化が早いため、開封後は半年以内に使い切りましょう。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
カモミール・ローマン、シナモン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、プチグレン、フランキンセンス、ラベンダー、レモンなど
相性の良い香りのグループ
柑橘系のほか、フローラル系やハーブ系
オレンジ・スイートオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート
- ブレンドファクター : 4~5
含有する芳香成分
モノテルペンアルコール類 | リナロール(含有成分の95%以上) |
---|---|
モノテルペン炭化水素類 | リモネン、ミルセン |
アルデヒド類 | シトラール |
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学名: Citrus sinensis
科名: ミカン科
別名: アマダイダイ
主な産地: イタリア、スペイン、アメリカ、イスラエル、ブラジル
抽出部位: 果皮(果実の皮)
抽出方法: 圧搾法
香りのタイプが同じ
柑橘系のエッセンシャルオイル
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