パルマローザ-Palmarosa-
バラの香りを思わせるフローラル調の香り
「インディアンゼラニウム」の別名を持つパルマローザ。レモングラスの近縁種でありながら、そのエッセンシャルオイル(精油)からはゼラニウムやローズのような香りが漂ってきます。
パルマローザの精油にはモティア(C.martini var. motia)とソフィア(C.martini var. sofia)の2種類があります。このうちモティアの方がゲラニオールという成分を多く含有し、香りの質が高いといわれています。
パルマローザオイルはローズオイルに比べれば安価で、化粧品などの原料にも用いられ、香りが似ていることからローズオイルの代わりに用いられることもあります。
かつてはローズオイルの混ぜものにも使用されていたとか…
原料植物: パルマローザ
香りのタイプ: エキゾチック系
パルマローザオイルの効能・効果
女性のスキンケアに適したエッセンシャルオイル
心への効能
心が不安に満ちて暗く沈んでいるようなとき、不安を抑え気分を明るくしてくれます。また、緊張状態にあるときにはこれを和らげ、心を落ち着かせてくれます。
体への効能
抗菌・抗ウイルス作用とともに、免疫機能を高める働きがあり、感染症の予防に役立ちます。熱を下げる(解熱)働きや、食欲増進効果もあるといわれています。
肌への効能
肌に潤いを与え、皮脂のバランスを整えます。乾燥肌や脂性肌のケアに適しており、フケの予防にも。皮膚細胞の再生を促す働きもあります。
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パルマローザオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア
使用上の注意
- 妊娠中の方は使用を避けましょう。(子宮の収縮を促すといわれています。)
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
イランイラン、オレンジ・スイート、カモミール・ローマン、サンダルウッド、ジャスミン、ゼラニウム、プチグレンなど
相性の良い香りのグループ
エキゾチック系のほか、フローラル系や樹脂系
パルマローザオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート~ミドルノート
- ブレンドファクター : 3~5
含有する芳香成分
エステル類 | 酢酸ゲラニル |
---|---|
モノテルペンアルコール類 | ゲラニオール、リナロール |
セスキテルペン炭化水素類 | β‐カリオフィレン |
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学名: Cymbopogon martini
科名: イネ科
別名: インディアンゼラニウム
主な産地: インド、マダガスカル、コモロ、インドネシア
抽出部位: 葉
抽出方法: 水蒸気蒸留法
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