ローズマリー-Rosemary-
スッキリ爽やかなハーブ調の香り
「若返りのハーブ」とも呼ばれるローズマリー。数多くの逸話のなかで有名なのが、中世のハンガリー女王にまつわるエピソードです。
70歳を過ぎていた女王エリザベートは、ローズマリーを主成分としたハンガリアンウォーターを使用して健康と若さを取り戻し、隣国の王子にプロポーズされたと伝えられています。
ローズマリーのエッセンシャルオイル(精油)には、以下のような芳香成分の異なる3種類のケモタイプがあります。
- 1.ローズマリー・シネオール
- …オキサイド類の1,8‐シネオールを多く含む
- 2.ローズマリー・ベルベノン
- …ケトン類のベルベノンを多く含む
- 3.ローズマリー・カンファー
- …ケトン類のカンファーを多く含む
一般的にローズマリーといえば、ローズマリー・シネオールを指します。作用が穏やかで、価格もお手頃です。
原料植物: ローズマリー
香りのタイプ: ハーブ系
ローズマリーオイルの効能・効果
頭をシャキッと!記憶力・集中力がほしいときに
心への効能
目の覚めるようなクリアな香りで頭をスッキリさせ、頭脳の回転を速めるとともに、記憶力と集中力を高める効果があります。
精神的に疲れ、無気力状態のときには心を元気づけ、活力を与えてくれます。
体への効能
血行を促し、体を温める作用があります。冷え性や低血圧の方に効果的であるほか、筋肉痛や肩こり、神経痛などの緩和にも有効です。
呼吸器系にも作用しますので、風邪のひき始めにも。
肌への効能
肌を引き締める働きがあり、肌のたるみやくすみなどの改善に役立ちます。オイリー肌のケアはもちろん、頭皮のケアにも活躍します。
フケをおさえ、頭皮の血流を活性化することで育毛にも効果があるといわれています。
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ローズマリーオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア
使用上の注意
- 妊娠中の方、高血圧の方、てんかんの方は使用を避けましょう。
- 刺激が強いため、特に敏感肌の方は低濃度で使用しましょう。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
オレンジ・スイート、グレープフルーツ、シダーウッド、バジル、ペパーミント、ティートリー、ユーカリ、ラベンダー、レモン、レモングラスなど
相性の良い香りのグループ
ハーブ系のほか、柑橘系や樹木系
ローズマリーオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート~ミドルノート
- ブレンドファクター : 2~5
含有する芳香成分
モノテルペン炭化水素類 | α‐ピネン、β‐ピネン、カンフェン |
---|---|
モノテルペンアルコール類 | ボルネオール |
オキサイド(酸化物)類 | 1,8‐シネオール |
ケトン類 | カンファー、ベルベノン |
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学名: Rosmarinus officinalis
科名: シソ科
和名: マンネンロウ
主な産地: フランス、スペイン、ポルトガル、チュニジア、モロッコ
抽出部位: 葉と花
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
ハーブ系のエッセンシャルオイル
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