イランイラン-Ylang ylang-

イランイラン

甘く官能的で、濃厚な花の香り

タガログ語で「花の中の花」を意味する言葉に由来するイランイラン。その甘くエキゾチックな香りは、香水にも利用されています。

官能的で媚薬のような雰囲気をもつイランイランのエッセンシャルオイルは、セクシーな気分になりたいときにどうぞ。香りが強いため、濃度を薄めにしても十分に香ります。

インドネシアには、結婚式を挙げた新婚夫婦のベッドにイランイランの花びらをまく風習があるといいます。

原料植物: イランイラン

香りのタイプ: エキゾチック系

イランイランオイルの効能・効果

心をときほぐし、幸せな気持ちへと誘う

リラックス

心への効能

怒りや不安、恐怖などで高ぶった感情をときほぐし、気持ちを落ち着かせます。うつ気味なときには、気持ちを高揚させます。

また、その濃厚な香りには催淫効果があり、性欲を高める作用があるといわれています。

体への効能

ホルモン分泌を調整する作用があり、生理前のイライラや更年期障害の症状などに効果的です。

また、高すぎる血圧を下げ、安定させる働きもあるといわれています。

肌への効能

皮脂の分泌を調整する作用を持ち、オイリー肌と乾燥肌、どちらのケアにも適しています。

頭皮のケアにも有効とされ、マッサージなどで利用されます。

イランイランオイルの利用法と注意事項

グッズ

利用法

芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア

使用上の注意

  • 使いすぎると頭痛や吐き気をひき起こすことがあります。高濃度での使用、長時間の使用は避けましょう。
  • 肌刺激が多少あるため、敏感肌など肌の弱い方は使用に注意が必要です。

ブレンドについて

ブレンド

相性の良いエッセンシャルオイル(精油)

オレンジ・スイート、グレープフルーツ、サンダルウッド、ジャスミン、ネロリ、ベルガモット、ラベンダー、ローズウッドなど

相性の良い香りのグループ

エキゾチック系のほか、フローラル系や樹脂(バルサム)系

イランイランオイルをブレンドする際の指標

  • ノート : ミドルノート~ベースノート
  • ブレンドファクター : 2~4

含有する芳香成分

エステル類 安息香酸ベンジル、酢酸ベンジル
モノテルペンアルコール類 リナロール、ゲラニオール
セスキテルペンアルコール類 ファルネソール
セスキテルペン炭化水素類 β‐カリオフィレン、ゲルマクレンD

学名: Cananga odorata

科名: バンレイシ科

別名: パフュームツリー

主な産地: マダガスカル、コモロ、インドネシア、フィリピン

抽出部位: 花

抽出方法: 水蒸気蒸留法

香りのタイプが同じ
エキゾチック系のエッセンシャルオイル

香りの相性がよい
フローラル系のエッセンシャルオイル

香りの相性がよい
樹脂系のエッセンシャルオイル