シナモン-Cinnamon-

シナモン

甘く濃厚でスパイシーな香り

料理やお菓子づくりなどに利用されるスパイスとしておなじみのシナモン。古くから世界中で利用され、世界最古のスパイスの一つといわれています。

シナモンの樹皮を乾燥させたものはニッキの名で知られていますが、アロマテラピーでは一般的に、葉と小枝から抽出された精油(シナモンリーフ)を利用します。

樹皮から抽出された精油(シナモンバーク)もありますが、刺激が強く毒性があるため、アロマテラピーではあまり利用されません。

シナモンのエッセンシャルオイルは肌への刺激が強いため、使用量に注意して使いましょう。

原料植物: シナモン

香りのタイプ: スパイス系

シナモンオイルの効能・効果

身も心も温め、活力をもたらす

リラックス

心への効能

精神的な疲れから何もする気力が湧かないとき、活動するためのエネルギーを心に与えてくれます。落ち込んで、うつ気味なときにも。

体への効能

血行を促進し、体を温めてくれます。冷え性の人に良いです。また、風邪などの感染症の予防・症状緩和に効果を発揮します。

肌への効能

イボを取り除く際に利用されます。水虫のケアにも。肌への刺激が強いため、スキンケアには適していません。

シナモンオイルの利用法と注意事項

グッズ

利用法

芳香浴、マッサージ、ハウスキーピング

使用上の注意

  • 通経作用があり、妊娠中・生理中の方は使用を避けてください。
  • 作用が強いため濃度1%以下で使用し、長時間の使用は避けましょう。

ブレンドについて

ブレンド

相性の良いエッセンシャルオイル(精油)

オレンジ・スイート、カルダモン、クローブ、ジンジャー、ベンゾイン、フランキンセンス、タイムなど

相性の良い香りのグループ

スパイス系のほか、樹脂系や樹木系

シナモンオイルをブレンドする際の指標

  • ノート : ミドルノート~ベースノート
  • ブレンドファクター : 1

含有する芳香成分

セスキテルペン炭化水素類 β‐カリオフィレン
フェノール類 オイゲノール
アルデヒド類 シンナミックアルデヒド
エステル類 安息香酸ベンジル、酢酸シンナミル

学名: Cinnamomum zeylanicum

科名: クスノキ科

和名: セイロンニッケイ

主な産地: インドネシア、スリランカ、マダガスカル、インド

抽出部位: 葉と小枝

抽出方法: 水蒸気蒸留法

香りのタイプが同じ
スパイス系のエッセンシャルオイル

香りの相性がよい
樹脂系のエッセンシャルオイル

香りの相性がよい
樹木系のエッセンシャルオイル