ティートリー-Tea tree-
フレッシュでシャープな香り
古くからオーストラリアの先住民アボリジニに重宝されてきたティートリー。その名前は、アボリジニが葉をお茶にしていたことに由来しています。
ティートリーは英語で「Tea tree」と書きますが、日本人におなじみのチャノキ(茶の木)とは全く別の植物です。チャノキと区別する意味で、「Ti tree」とも記されます。
強力な殺菌・消毒効果を秘めていることで知られ、アボリジニの人々もティートリーの葉を傷や感染症の治療に役立てていました。また第二次世界大戦中にも、負傷した兵士の手当てに活用されたといいます。
ティートリーのエッセンシャルオイルはラベンダーと同様、少量であれば原液のまま肌につけることができますが、はじめて使用する際には必ずパッチテストを行いましょう。
原料植物: ティートリー
香りのタイプ: 樹木系
ティートリーオイルの効能・効果
部屋の空気を浄化、感染症の予防にも
心への効能
落ち込んだ気分を一新し、次へと進む元気をくれます。気持ちをすっきりリフレッシュしたい時におすすめのエッセンシャルオイルです。
体への効能
身のまわりの細菌や真菌、ウイルスを撃退し、クリーンな状態に保ちます。また、免疫力を高めてくれますので、風邪やインフルエンザをはじめとした感染症の予防・症状緩和に効果的です。
肌への効能
殺菌・消毒作用に優れており、肌への刺激も少ないため、ニキビやイボ、水虫などの症状改善に利用できます。
日焼けした肌のケアや、化膿止めとしても有効です。
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ティートリーオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、吸入、ハウスキーピング
使用上の注意
- 肌の敏感な部分に使うと刺激になることがあります。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
クローブ、サイプレス、シナモン、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリーなど
相性の良い香りのグループ
樹木系のほか、ハーブ系やスパイス系
ティートリーオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート~ミドルノート
- ブレンドファクター : 3~5
含有する芳香成分
モノテルペン炭化水素類 | α‐テルピネン、γ‐テルピネン |
---|---|
モノテルペンアルコール類 | テルピネン‐4‐オール |
オキサイド(酸化物)類 | 1,8-シネオール |
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学名: Melaleuca alternifolia
科名: フトモモ科
主な産地: オーストラリア、ジンバブエ
抽出部位: 葉
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
樹木系のエッセンシャルオイル
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