アロママッサージ
精油を利用してマッサージを行うことで、精油の香りに癒されながらマッサージで疲れを和らげたり、むくみを解消したりすることができます。
精油の成分が鼻からも皮膚からも吸収されるアロママッサージは、私たちの心身に相乗効果をもたらしてくれます。
マッサージというと人にやってもらうイメージが強いですが、顔や手、足などのマッサージは自分でもちょっとした時間にできます。とても効果的な方法ですので、ぜひ生活の中に取り入れてみましょう。
マッサージオイルを作りましょう
アロママッサージで精油を使用するときには原液のまま用いず、必ずキャリアオイル(植物油)で希釈してマッサージオイルを作ります。(精油とキャリアオイルをビーカーなどに入れて、よくかき混ぜます。)
精油の原液は高濃度で刺激が強く、そのままでは肌につけられません。キャリアオイルを使って濃度を薄めることで、精油成分が体内へ浸透しやすくなります。
キャリアオイルには数多くの種類があり、それぞれに特徴があります。用途や肌質に合わせて選択しましょう。
初心者にも使いやすいのは、スイートアーモンドオイルやホホバオイルです。キャリアオイル自体の有効成分も心身にプラスに働きかけてくれます。
なお、マッサージオイルの精油濃度は基本的に1%以下とします。高濃度のオイルでマッサージをすると、肌に刺激となる恐れがありますので注意が必要です。
濃度1%となる分量例
- 精油1滴 + キャリアオイル5ml(小さじ一杯)
- 精油2滴 + キャリアオイル10ml(中さじ一杯)
- 精油3滴 + キャリアオイル15ml(大さじ一杯)
∗ビンのドロッパーが国際規格(1滴およそ0.05ml)に合ったものであることを前提としています。
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セルフマッサージをしてみましょう
できあがったマッサージオイルを使って、さっそく手足や顔をマッサージしてみましょう。
マッサージオイルを適量手に取り、両手で温めます。手によくなじませてから、肌に塗ってのばしていきます。自分が心地よいと感じるくらいの力でやさしくマッサージし、痛みを伴うようなことはしません。
アロママッサージを終えた後、肌についたオイルはそのままにして浸透させましょう。(べたつくときには、軽くふき取ります。)
肌がしっとり柔らかくなっているお風呂上りは、アロママッサージにぴったりです。スキンケアにも有効ですので、毎日の日課にするとよいですね。
アロママッサージで注意しておきたいこと
アロママッサージを行う際、注意しておきたい点がいくつかあります。安心、安全にアロママッサージを楽しむために、チェックしてみてください。
- 初めて作ったマッサージオイルについては、肌に合うかどうか使用前にパッチテストを行いましょう。
» パッチテストについて、詳しくは「精油はどうやって使う?」へ - マッサージオイルは寿命が短く、使用する都度新しく作るのが理想です。余ってしまった場合には色付きの遮光ビンに入れてフタをしっかり閉め、冷暗所で保管します。1~2週間以内に早めに使い切りましょう。
- 肌への刺激が強い精油など、アロママッサージに不向きの精油は使用しないようにしましょう。
- 体調が悪いときには行わないようにしましょう。マッサージの途中で気分が悪くなったり、異常が見られたときにもすぐに中止し、肌についたマッサージオイルを洗い流しましょう。
- 妊娠中の方や既往症のある方、子供が行う場合、精油の使用に注意が必要です。専門家に相談しましょう。
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代表的なエッセンシャルオイル
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