精油のブレンドってどうやるの?

3本のエッセンシャルオイルとグラス

アロマテラピーでは1種類の精油を単独で使用することもできますが、2種類以上の精油を自分の好み・症状に合わせてブレンドし、楽しむこともできます。

さまざまな個性を持った精油が混ざり合うことによって、それぞれの精油の持つ効能・作用が相乗効果を生み出してくれます。

自分にとって心地よい、オリジナルの香りを作ることができたらうれしいですよね。難しいことはありません。やってみましょう!

インスピレーションを大切に!

エッセンシャルオイルを1滴

精油のブレンドに大切なのはインスピレーションといわれています。ポイントとなる点をおさえながら、自分の直感を大切に、思いのままにブレンドしてみましょう。

なお、あまり多くの精油をブレンドしすぎると香りがよく分からなくなってしまうかもしれません。2~5種類くらいを目安にブレンドするとよいといわれます。(最初のうちは2~3種類でブレンドしてみましょう。)

実際にブレンドする前にムエット(試香紙)にそれぞれの精油を落とし、香りを試してブレンド内容を少しずつ調整していきましょう。

ブレンドのポイントは精油の相性と揮発速度!

2本のエッセンシャルオイル

まずは、好きな香りの中からメインとなる精油を一つ選びます。

ブレンドする精油は相性の良い精油を選びましょう。香りの系統が同じもの、または隣り合っているものが奨められます。

» 香りの系統について、詳しくは「香りの種類」

ブレンドする精油は3種類のノート(トップノート、ミドルノート、ベースノート)からバランスよく選ぶとよいです。ベースノートを一つ選んでブレンドすると、香りが長持ちします。

香りの強さを示すブレンドファクターを参考にして、ブレンドする精油の滴数を決めましょう。ブレンドファクターの数字が大きいものほど香りが弱くなります。

ブレンドファクターの数字が小さく、香りの強いものは滴数を少なくします。逆に数字が大きく、香りの弱いものは滴数を多めにブレンドするのが基本となります。こちらもバランスを見ながらブレンドしましょう。

ここに注意!

その日の体調によっても、香りの感じ方は変わってきます。できるだけ体調の良い日に行った方が良い香りができそうです。

また、女性の場合、排卵日前後や生理のあいだは避けた方がよいでしょう。においに敏感になっていたり、香りについて正確な判断ができない恐れがあります。

ブレンドした精油は、その日のうちに使い切ってしまうのが理想です。すべて使い切ることができない場合、残った精油は遮光ビンに入れてフタをし、冷暗所に保存します。

どんどん劣化していきますので、ブレンドしたものはできるだけ早く使い切るようにしましょう。

代表的なエッセンシャルオイル