フローラルウォーターって精油とどう違うの?
ローズウォーターやラベンダーウォーターなど、数多く種類のあるフローラルウォーター(芳香蒸留水)ですが、精油とはどう違うのでしょうか。
精油の抽出方法には主に3種類ありますが、このうち水蒸気蒸留法によって精油を抽出・回収したときに、あとに残されたものがフローラルウォーターと呼ばれる蒸留水です。
精油を取り除いても、蒸留水の中にはわずかですが植物の芳香成分が溶け出しています。このわずかに溶け出した成分が穏やかに私たちの心身に作用します。
フローラルウォーターは成分の濃度が低いため、精油と違って基本的に濃度を薄める必要はありません。そのまま使用できます。ただ、敏感肌の人は使用前にパッチテストをしてみましょう。
開封後は冷蔵庫に入れて保存し、早めに使い切るようにします。
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どんな使い方がある?
フローラルウォーターには、次のような利用法があります。化粧水としての使い方が最もポピュラーなようです。
- 化粧水 … グリセリンを加えると、肌の保湿効果がさらにアップします
- ボディローション
- ルームスプレー … カーテンや寝具に吹きかけたり、玄関にもよいでしょう
- フェイスパックやアイパックの材料
- ヘアウォーター … 髪にスプレーするとほのかに香り、髪を乾燥から守ります
- 入浴剤 … 精油に刺激を感じる人は、フローラルウォーターを試してみては?
フローラルウォーターにはどんなものがある?
フローラルウォーターでよく使われるものには、次のようなものがあります。自分に合った1本を探してみましょう!なお、フローラルウォーターは精油抽出の過程で副産物的に得られるものですので、精油に比べると価格は低めとなっています。
- ウィッチヘーゼルウォーター … 収れん作用で皮脂の分泌を抑え、べたつく肌に
- オレンジフラワーウォーター … ネロリの甘い香りで、気持ちが和らぎます
- カモミールウォーター … 炎症を抑える働きがあり、ニキビなどの肌トラブルに
- ペパーミントウォーター … 冷却作用があり、日焼けした肌のケアに
- メリッサウォーター … 荒れた肌や脂性肌のケアに
- ラベンダーウォーター … 殺菌作用と抗炎症作用があり、あらゆる肌質の人に
- ローズウォーター … 乾燥肌や老化肌など、あらゆる肌質の人に
- ローズマリーウォーター … 抗酸化作用にすぐれ、肌の老化が気になる人に
★注意★
カモミールウォーターやペパーミントウォーター、メリッサウォーターなど、ハーブ系のフローラルウォーターは原料となるハーブの青っぽい香りが強く、良い香りと感じられないかもしれません。
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