ベルガモット-Bergamot-
甘くフレッシュで繊細な香り
アールグレイの香りづけにも用いられるベルガモット。その名前は、この植物が最初に栽培されたというイタリアの小都市ベルガモに由来しています。
一説には、中世の探検家コロンブスがカナリア諸島でベルガモットの木を発見し、スペインとイタリアに紹介したといわれています。
ベルガモットのやさしい香りは世界中の人々に愛され、香水の原料にも広く利用されています。他のエッセンシャルオイル(精油)との相性もよく、ブレンドにもおすすめです。
なお、シソ科の植物にもベルガモットと香りの似た同名のハーブ(ベルガモット、和名はタイマツバナ)がありますが、2つは全く別の植物です。
原料植物: ベルガモット
香りのタイプ: 柑橘系
ベルガモットオイルの効能・効果
心への効能
気分が沈んでいるとき、前向きに考えられなくなっているとき、あなたの心をリフレッシュさせ元気づけてくれます。
神経が高ぶっているときには気持ちを落ち着かせ、イライラを和らげます。
体への効能
殺菌効果をもち、感染症の予防・改善に役立ちます。なかでも、膀胱炎など泌尿器系の感染症に効果的といわれています。
また、胃もたれや食欲不振など消化器系の不調にもよく作用します。
肌への効能
殺菌・消毒効果に優れており、ニキビや湿疹などの症状改善に役立ちます。オイリー肌のケアに有効なエッセンシャルオイル(精油)です。
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ベルガモットオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、吸入、ハウスキーピング
使用上の注意
- 肌に刺激を与える恐れがあり、敏感肌の方は低濃度で試すなど使用に注意が必要です。
- 光毒性がありますので、肌につけた場合その部位を12時間は直射日光に当てないようにしましょう。
- 柑橘系の精油は酸化が早いため、開封後は半年以内に使い切りましょう。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
イランイラン、カモミール・ローマン、クラリセージ、サイプレス、シトロネラ、ジャスミン、ジュニパーベリー、ネロリ、ユーカリ、レモンなど
相性の良い香りのグループ
柑橘系のほか、フローラル系やハーブ系
ベルガモットオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート
- ブレンドファクター : 3~6
含有する芳香成分
エステル類 | 酢酸リナリル |
---|---|
モノテルペン炭化水素類 | リモネン、β‐ピネン |
モノテルペンアルコール類 | リナロール |
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学名: Citrus bergamia
科名: ミカン科
主な産地: イタリア、モロッコ、チュニジア
抽出部位: 果皮(果実の皮)
抽出方法: 圧搾法
香りのタイプが同じ
柑橘系のエッセンシャルオイル
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