ライム-Lime-

ライム

苦みを含んだシトラス調の香り

レモンと形の似ているライム。カクテルや炭酸飲料などの風味づけにも利用されています。大航海時代には、ビタミンC不足による壊血病の予防に役立つと考えられていました。

ライムのエッセンシャルオイル(精油)は、酸味の強い緑色の果皮(果実の皮)から抽出されます。甘さは控えめで、苦みを含んだ香りが特徴的です。他のエッセンシャルオイル(精油)とも調和しやすく、ブレンドに適しています。

ライムの精油の抽出方法には圧搾法と水蒸気蒸留法の2種類があります。水蒸気蒸留法で抽出された精油には光毒性はありませんが、圧搾法で抽出された精油には光毒性があります。肌に使用したあとは紫外線に当たらないように注意しましょう。

原料植物: ライム

香りのタイプ: 柑橘系

ライムオイルの効能・効果

すっきり気分を変えたいときに

リラックス

心への効能

柑橘系のさわやかな香りで気分をリフレッシュさせてくれます。心が疲れているとき、気分が落ち込んでいるときには、気持ちを明るく前向きに元気づけてくれます。

体への効能

消化を促進するとともに、食欲を増進させる作用があります。

風邪をひいたときには熱を下げ、せきを鎮めるなど呼吸器系の症状にも有効といわれています。

肌への効能

肌を引き締める働きがあり、皮脂の過剰な分泌を抑えてくれるため、オイリー肌のケアに適しています。

ライムオイルの利用法と注意事項

グッズ

利用法

芳香浴、スキンケア、吸入、ハウスキーピング

使用上の注意

  • 肌に刺激を与える恐れがあり、敏感肌の方は低濃度で試すなど使用に注意が必要です。
  • 圧搾法で抽出された精油には光毒性がありますので、肌につけた場合その部位を12時間は直射日光に当てないようにしましょう。

ブレンドについて

ブレンド

相性の良いエッセンシャルオイル(精油)

アンジェリカ、イランイラン、ゼラニウム、タラゴン、ネロリ、ベルガモット、ユーカリ、ラベンダー、ローズ、ローズマリーなど

相性の良い香りのグループ

柑橘系のほか、フローラル系やハーブ系

ライムオイルをブレンドする際の指標

  • ノート : トップノート
  • ブレンドファクター : 4~5

含有する芳香成分

モノテルペンアルコール類 リナロール
モノテルペン炭化水素類 リモネン、β‐ピネン、α‐ピネン

学名: Citrus aurantifolia

科名: ミカン科

主な産地: メキシコ、アメリカ、西インド諸島、エジプト、イタリア

抽出部位: 果皮(果実の皮)

抽出方法: 圧搾法、水蒸気蒸留法

香りのタイプが同じ
柑橘系のエッセンシャルオイル