プチグレン-Petitgrain-
甘く爽やかでウッディ―な香り
ネロリと同じビターオレンジを原料植物とするプチグレン。ネロリはビターオレンジの花から抽出されるのに対し、プチグレンは葉と小枝から抽出されます。
使用部位は違いますが同じ植物から得られる精油であるため、その作用も似ています。ただ、価格には大きな差があり、高価なネロリと比べプチグレンはずっとお手頃です。
プチグレンという名前には「小さな粒」という意味がありますが、これはかつて、未熟で小粒なオレンジの果実を使って精油を抽出していたことに由来しています。
なお、ビターオレンジだけでなく、スイートオレンジやレモン、マンダリンなどの葉と小枝から抽出されたエッセンシャルオイル(精油)もプチグレンと呼ばれています。
原料植物: ビターオレンジ
香りのタイプ: 樹木系
プチグレンオイルの効能・効果
ネロリは高価でちょっと…という人に
心への効能
不安や緊張、怒りなどで高ぶった気持ちを落ち着かせます。気分の落ち込んでいるときにも心を安定させ、自信を持たせてくれます。
夜眠れないときには、プチグレンのエッセンシャルオイルを試してみましょう。
体への効能
自立神経の働きを調整し、神経的なものからくる不調(下痢や腹痛など)を和らげます。筋肉のけいれんを緩和する作用をもつほか、月経前症候群など女性のトラブルにも有効といわれています。
肌への効能
ニキビのケアに活躍します。肌を活性化させ、オイリー肌や敏感肌、成熟肌のお手入れにも役立ちます。
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プチグレンオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア、吸入
使用上の注意
- 一般的な精油の使用法に基づいて使用しましょう。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
オレンジ・スイート、サンダルウッド、シダーウッド、ゼラニウム、ネロリ、パルマローザ、ベチバー、ベルガモット、ラベンダーなど
プチグレンオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート~ミドルノート
- ブレンドファクター : 3~6
含有する芳香成分
エステル類 | 酢酸リナリル、酢酸ゲラニル |
---|---|
モノテルペンアルコール類 | リナロール、α‐テルピネオール |
モノテルペン炭化水素類 | β‐ピネン |
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学名: Citrus aurantium
科名: ミカン科
和名: ダイダイ(橙)
主な産地: パラグアイ、イタリア、スペイン、フランス、チュニジア、モロッコ
抽出部位: 葉と枝(若枝)
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
樹木系のエッセンシャルオイル
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