ブラックペッパー-Black pepper-
スパイシーで刺激的な香り
料理に使うスパイスとしておなじみのブラックペッパー。その歴史は古く、4000年以上も昔からインドで治療に用いられていたといいます。
ブラックペッパーのエッセンシャルオイル(精油)は、コショウの未熟な果実を乾燥させたものから抽出されます。(熟した果実は外皮をむいて、ホワイトペッパーとなります。)
体を温め、筋肉のコリを和らげるなど効能を秘めるブラックペッパーの精油ですが、刺激が強いため、肌につけるときなど濃度には十分注意して使いましょう。
原料植物: ペッパー
香りのタイプ: スパイス系
ブラックペッパーオイルの効能・効果
身も心も温まりたいときに
心への効能
心を刺激し元気づけるとともに、冷めきった心を温めます。情熱を失っている人の心に働きかけ、活力を与えてくれます。
体への効能
血行を促し、体を温める作用があります。筋肉のコリや痛みを和らげ、手足が疲れているときにも有効です。
消化器系にも作用し、食欲を増進させたり、腸に溜まったガスの排出を促したりと力を発揮します。
肌への効能
血行をよくすることで、しもやけや打ち身などの症状改善に役立ちます。
スポンサーリンク
ブラックペッパーオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス(足浴)、マッサージ
使用上の注意
- 肌への刺激が強いため、低濃度で使用しましょう。特に敏感肌の方は注意が必要です。
- 度を超えてたくさん使用すると腎臓を刺激するおそれがあります。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
カルダモン、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、フランキンセンス、レモン、レモングラスなど
相性の良い香りのグループ
スパイス系のほか、樹木系や樹脂系
ブラックペッパーオイルをブレンドする際の指標
- ノート : トップノート~ミドルノート
- ブレンドファクター : 2~4
含有する芳香成分
モノテルペン炭化水素類 | α‐フェランドレン、リモネン、サビネン |
---|---|
セスキテルペン炭化水素類 | β‐カリオフィレン |
セスキテルペンアルコール類 | β‐ビサボレン |
スポンサーリンク
学名: Piper nigrum
科名: コショウ科
和名: コショウ(胡椒)
主な産地: インド、マレーシア、マダガスカル、スリランカ、シンガポール
抽出部位: 果実
抽出方法: 水蒸気蒸留法
香りのタイプが同じ
スパイス系のエッセンシャルオイル
スポンサーリンク