ジャスミン-Jasmine-
クレオパトラも愛した甘美で濃厚な花の香り
「花のエッセンシャルオイルの王」と呼ばれるジャスミン。古くから人々を魅了し、インドやアラビアでは媚薬としても利用されてきたといいます。
そのかわいらしい花は夜になるといっそう香りを強めることから、インドでは「夜の女王」とも呼ばれています。
精油に用いられる花は、香りの強い夜のうちに採取されます。精油1滴のために大量の花が必要なため、ジャスミンのエッセンシャルオイルはとても高価です。
溶剤抽出法によって製造されたジャスミンのエッセンシャルオイルは、ジャスミン・アブソリュートと呼ばれます。
原料植物: ジャスミン
香りのタイプ: フローラル系
ジャスミンオイルの効能・効果
前へ一歩踏み出したいときに
心への効能
自尊心を失い深く落ち込んでしまっているとき、私たちの心を奮い立たせ、自信を取り戻す手助けとなります。
反対に気持ちが高ぶっているときには、心を落ち着かせてくれます。
体への効能
生理痛や月経前症候群など女性のトラブル全般に作用し、それらのつらい症状を和らげます。また、ジャスミンには子宮強壮作用があり、分娩を促進し、痛みを緩和します。
産後の気持ちの落ち込みを癒し、母乳の出をよくするともいわれています。
肌への効能
乾燥肌や成熟肌をはじめ、あらゆるタイプの肌のケアに利用されます。敏感肌にも使用できるエッセンシャルオイル(精油)です。
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ジャスミンオイルの利用法と注意事項
利用法
芳香浴、アロマバス、マッサージ、スキンケア
使用上の注意
- 妊娠中の方は使用を避けましょう。(出産時を除く)
- 香りが強く長持ちしますので、少量で使用しましょう。
ブレンドについて
相性の良いエッセンシャルオイル(精油)
オレンジ・スイート、サンダルウッド、ゼラニウム、ネロリ、ベルガモット、メリッサ、ローズウッドなど
相性の良い香りのグループ
フローラル系のほか、柑橘系やエキゾチック系
ジャスミンオイルをブレンドする際の指標
- ノート : ミドルノート~ベースノート
- ブレンドファクター : 1
含有する芳香成分
エステル類 | 酢酸ベンジル、酢酸リナリル |
---|---|
モノテルペンアルコール類 | リナロール |
ケトン類 | ジャスモン |
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学名: Jasminum grandiflorum、jasminum officinale
科名: モクセイ科
和名: オオバナソケイ
主な産地: インド、エジプト、モロッコ、フランス、イタリア
抽出部位: 花
抽出方法: 溶剤抽出法
香りのタイプが同じ
フローラル系のエッセンシャルオイル
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